常識にとらわれない、“ネイチャーフレンドリー”ブランド。

ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使ったリース、スワッグ（花材を束にしてくくるタイプのアレンジメント）などの人気は高まる一方だが、そんな中で全国から注文が殺到しているフラワーブランド「Listen to Nature」をご存知だろうか。実店舗は無く、ほとんどどこのお店にも卸さずにほぼオンラインでの販売のみというスタイルのため、その名前を聞いたことがないという人がほとんどかもしれない。「Listen to Nature」はオーナー・ディレクターの大井愛美さんが2014年に「暮らしの中で自然の素晴らしさを感じられる“ネイチャーフレンドリー”なものづくり」をテーマに立ち上げたブランド。インテリアのポイントとして取り入れられるものはもちろん、ウェディングで持つブーケ代わりのリースブーケも人気が高い。Listen to Natureが定期的にWebshopで販売する商品たちは毎回数時間で瞬く間に完売し、アレンジメントの個別オーダーは常に５ヶ月待ちは覚悟する必要があるほどの人気というから驚きだ。

それほど注目されるListen to Natureの魅力とは何かと問われれば、それはこのブランド独自の「バランス感覚」だと言えるだろう。オーナー・ディレクターである大井さんは、もともとファッションにまつわる分野で長く経験を積んだ。そんな彼女ならではのバックボーンもあって、いわゆる「フラワー業界」の常識にとらわれない自由な感性で、どこかファッションブランドのようなバランスを持ち合わせたオリジナルなフラワープロダクトを生み出すことができるのだ。

インスタグラムでは1万6千人を超えるフォロワーを抱え、ますます活躍の幅を広げるListen to Natureは、インポートブランドの店内や教会などの空間演出、広告スタイリングなど、全国各地からのオファーをはじめ、書籍やWebメディアでの掲載も多数。普段なかなかリアルではお目にかかれないブランドだけに、ごく稀に行われるPOP-UPやワークショップに触れる機会があれば、それは絶対に見逃せないチャンスだ。